1. 肝臓の構造
肝臓は人体で最大の腺臓器で、右上腹部に位置します。固有肝動脈から酸素を受け取り、胃や腸からの栄養に富んだ血液は門脈を通って肝臓に運ばれます。
肝臓の最小単位を肝小葉といい、約50万〜100万個集まって構成されています。
肝臓の主な機能と障害時の症状
肝臓には多くの役割がありますが、代表的なものは以下の通りです。
- 代謝・貯蔵:グルコースをグリコーゲンに変えて貯え、必要に応じてエネルギーに戻します。
- 解毒:有害なアンモニアを、無害な尿素に変えます。(機能不全→脳に毒素が回り、肝性脳症の原因に)
- 胆汁の生成:脂肪の消化を助ける「胆汁」を作ります。(機能不全→胆汁が血液に漏れ、皮膚が黄色くなる黄疸に)
- タンパク質の合成:血漿タンパク質のアルブミンなどを合成します。(機能不全→血管内の水分を保てず、浮腫(むくみ)や腹水が発生)
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Q. 肝臓に栄養を運んでくる特殊な血管の名前は?
A. 門脈(もんみゃく)。心臓から直接来る「動脈」とは別に、消化器から栄養をもらってくるルートがあるのが肝臓の特徴!
Q. 肝臓が悪くなると、なぜ「むくみ(浮腫)」が出るの?
A. 血液を濃く保つアルブミンが作れなくなるからです。水分が血管の外に逃げ出してしまう。
Q. 胆汁(たんじゅう)はどこで作られて、どこに蓄えられる?
A. 作るのは肝臓、貯めるのは
胆嚢。ひっかけ問題の超定番です!