胃の構造

胃の入り口(食道側)を噴門、出口(十二指腸側)を幽門といいます。
胃の上部の膨らんだ部分を胃底、メインの広い部分を胃体といいます。
胃液の分泌と細胞の役割
胃壁からは、消化と関係する様々な物質が分泌されます。
- 壁細胞:強力な酸である塩酸(胃酸)と、ビタミンB12の吸収を助ける内因子を分泌します。
- 主細胞:タンパク質分解酵素の元となるペプシノーゲンを分泌します。
- 副細胞:胃壁を酸から守る粘液を分泌します。
胃の機能不全と障害
胃のはたらきが損なわれると、以下のような障害が起こります。
- 悪性貧血:胃の全摘出などで内因子がなくなると、ビタミンB12が吸収できず、悪性貧血を引き起こします。
- ダンピング症候群:胃切除後、食べたものが急激に小腸へ流れ込むことで、めまいや動悸などが起こるダンピング症候群が発生しやすくなります。
💡試験対策チェック!
Q. 胃の入り口「噴門」と出口「幽門」、どっちがどっち?
A. 入口は噴門。「ふ(入る)→ゆ(出る)」とリズムで覚えよう!
Q. 胃を切った後になる貧血は「鉄欠乏性貧血」?
A. 違う
悪性貧血です。原因は鉄分不足ではなく「ビタミンB12の吸収不良」です。
Q. 胃潰瘍はどうして起こる?
A. 攻撃因子(胃酸)と、防御因子(粘液)のバランスが崩れて、自分の胃を溶かしてしまう。