ビタミンの基礎

ビタミンはその性質によって、脂溶性と水溶性と大きく2つのグループに分けられます。

  • 脂溶性ビタミン: 油に溶けやすく、体内に蓄積されます。ビタミンA・D・E・Kがこれに該当し、摂りすぎると過剰症のリスクがあります。
  • 水溶性ビタミン: 水に溶けやすく、余分なものは尿として出されます。ビタミンB群・Cが該当し、毎日コツコツ摂取する必要があります。

代表的な欠乏症

特定のビタミンが不足すると、特徴的な症状が現れます。

  • ビタミンA不足:暗い場所で見えなくなる夜盲症
  • ビタミンD不足:骨が弱くなるくる病(小児)や骨軟化症
  • ビタミンB1不足:全身の倦怠感やむくみが出る脚気(かっけ)
  • ビタミンC不足:血管がもろくなり出血しやすくなる壊血病(かいけつびょう)
  • ビタミンK不足:血液が固まりにくくなる出血傾向

臨床での重要ポイント

ビタミンB12: 吸収されるために胃液の内因子が必要です。胃を全摘した人は、数年後に
巨赤芽球性貧血(悪性貧血)になるリスクがあるため、注射などで補う必要があります。

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Q. 脂溶性ビタミン4つの覚え方は?
A. 「だけ(DAKE)」
!ビタミンD・A・K・Eの4つだけが脂に溶けます。

Q. お酒をたくさん飲む人に不足しがちなビタミンは?
A. ビタミンB1。アルコールや糖質の代謝に大量に使われるから、不足するとウェルニッケ脳症という重い病気の原因にもなります。

Q. ワーファリン(血液をサラサラにする薬)を飲んでいる人が控えるべきビタミンは?
A. ビタミンK。納豆などに多く含まれていて、薬の効果を弱めてしまいます。臨床現場では必須の知識です!