准看試験攻略!泌尿器・内分泌系の仕組み(ネフロン・ホルモン)と臨床で役立つ観察ポイント

今回は、体の老廃物を捨ててバランスを整える「泌尿器系」と、微量で体に大きな変化を起こす「内分泌系」を攻略しましょう。私も学校時代、バイト続きで疲れが溜まった時、「今、副腎からアドレナリンが出て頑張れてるんだな…」なんて考えながら勉強していました(笑)。試験に出るポイントをギュッと凝縮して整理しました!

泌尿器系の仕組み:血液を掃除して尿を作る

泌尿器系の主役は「腎臓」です。ここで血液がろ過され、体に必要なものは再吸収、不要なものが尿になります。

ネフロンの構造と尿生成の流れ

【ネフロンの構造】腎小体(糸球体+ボーマン嚢)と尿細管を合わせて「ネフロン」と呼びます。ここで尿が作られます。

  • 腎臓: 腰のあたりに左右1対あります。右腎は肝臓があるため、左腎より少し低い位置にあります(頻出!)。
  • 尿の流れ: 腎臓 → 尿管 → 膀胱 → 尿道。この順番を間違えないようにしましょう。
  • 膀胱: 成人の最大容量は約500mlですが、200〜300ml溜まると尿意を感じます。

アドバイス:臨床場面でどう役立つの?

現場では患者さんの「尿の色・量・回数」を必ず確認します。
例えば、

  • 「尿量が極端に少ない(乏尿)」=「腎機能が落ちているか、脱水している」=「むくみや血圧の観察が必要」
  • 「尿が濁っている、残尿感がある」=「尿路感染症(膀胱炎など)の疑い」

これらに気づけるのは、一番近くで見守る看護職だけです。知識があれば、小さな変化が「SOS」だと気づけますよ!

内分泌系の仕組み:ホルモンによる調節

内分泌系は、特定の臓器から「ホルモン」を血液中に放出し、体の働きを調節します。

  • 視床下部・下垂体: ホルモン界の司令塔。他の臓器に「ホルモンを出せ」と命令します。
  • 甲状腺: 代謝を上げる「サイロキシン」を出します。
  • 膵臓: 血糖値を下げる「インスリン」を出します(唯一の血糖降下ホルモン!)。
  • 副腎: ストレスに対抗する「アドレナリン」や「コルチゾール」を出します。

疾患・トラブルが身体に与える影響

バランスが崩れると、以下のような症状が現れます。試験対策としても重要です。

  • 腎不全: 老廃物が溜まり(尿毒症)、むくみ、高血圧、貧血(エリスロポエチン不足)が起こります。
  • 糖尿病: インスリン不足で血糖が上昇。喉の渇き、多尿、体重減少が特徴です。
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病): 代謝が上がりすぎ、動悸、体重減少、眼球突出などが現れます。

頻出!チェックリスト




実力試し!練習問題10選(泌尿器・内分泌編)

問1:腎臓について正しいのはどれか。
1. 腹膜内器官である
2. 右腎は左腎より高い位置にある
3. ネフロンは腎小体と尿細管からなる
4. 尿管は膀胱の上部に入る

解答:3

【解説】腎臓は後腹膜器官です。右腎は大きな肝臓があるため、左腎より低い位置にあります。尿管は膀胱の底部(後下方)に入ります。

問2:尿が作られる過程で、血液が最初にろ過される場所はどこか。
1. 尿細管
2. 集合管
3. 糸球体
4. 腎盂

解答:3

【解説】毛細血管が毬状になった糸球体で、血圧の力を利用して血液がろ過され「原尿」が作られます。

問3:成人の尿意について、一般的に尿が何ml程度溜まると尿意を感じるか。
1. 約50ml
2. 約250ml
3. 約500ml
4. 約800ml

解答:2

【解説】成人の膀胱に200〜300ml程度の尿が溜まると、膀胱壁の伸展刺激が脳に伝わり、尿意を感じます。

問4:内分泌腺とその分泌場所の組み合わせで正しいのはどれか。
1. 下垂体後葉 - バソプレシン
2. 下垂体前葉 - アドレナリン
3. 副腎皮質 - 成長ホルモン
4. 甲状腺 - インスリン

解答:1

【解説】下垂体後葉からはバソプレシン(抗利尿ホルモン)とオキシトシンが放出されます。アドレナリンは副腎髄質、成長ホルモンは下垂体前葉です。

問5:膵臓から分泌され、血糖値を上昇させるホルモンはどれか。
1. インスリン
2. グルカゴン
3. サイロキシン
4. パラソルモン

解答:2

【解説】血糖値を上げるのはグルカゴン(A細胞から)、下げるのはインスリン(B細胞から)です。

問6:下垂体後葉から放出されるホルモンはどれか。
1. 成長ホルモン
2. 甲状腺刺激ホルモン
3. プロラクチン
4. オキシトシン

解答:4

【解説】下垂体後葉ホルモンは、オキシトシンとバソプレシンの2種類だけです。他は前葉ホルモンです。

問7:副腎皮質から分泌され、ナトリウムの再吸収を促すホルモンはどれか。
1. コルチゾール
2. アルドステロン
3. テストステロン
4. エストロゲン

解答:2

【解説】アルドステロン(電解質コルチコイド)は、腎臓の尿細管に働きかけ、ナトリウムと水の再吸収を促進して血圧を上げます。

問8:女性の尿道が男性より短いために起こりやすいトラブルはどれか。
1. 腎結石
2. 膀胱炎
3. 前立腺肥大症
4. 乏尿

解答:2

【解説】女性の尿道は約3〜4cmと非常に短く、外部の細菌が膀胱に到達しやすいため、膀胱炎のリスクが高くなります。

問9:腎機能が低下した際に、エリスロポエチンの分泌不足で起こる症状はどれか。
1. 浮腫
2. 頻脈
3. 貧血
4. 高血圧

解答:3

【解説】腎臓は赤血球を作る司令塔「エリスロポエチン」を出しています。腎不全になるとこの分泌が減り、腎性貧血が起こります。

問10:バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の症状として誤っているのはどれか。
1. 頻脈
2. 体重増加
3. 眼球突出
4. 手指振戦

解答:2

【解説】バセドウ病は代謝が異常に高まるため、食べていてもエネルギーが消費され続け、体重は「減少」します。


泌尿器と内分泌は、数字やホルモン名が多くて大変ですが、一つひとつの「働き」をイメージすると忘れにくくなります。疲れた時は自分の体のホルモンバランスを想像して、少し休んでくださいね!応援しています!