准看試験攻略!血液の仕組み(赤血球・白血球・リンパ球)とトラブル時の影響・臨床で役立つ観察ポイント
消化器で栄養を吸収したら、次はそれを全身に運ぶ「血液」ですね。私も養成校時代、バイトで夜遅くまで起きていた時、「今ごろ私の血液は頑張ってくれているんだな」と、自分の体内の出来事をこの分野の知識と結びつけて覚えました(笑)。今回は、試験に出るポイントを「細胞の働き」と「トラブル」で理解できるように整理しました!
血液の全体像について
血液は、液体成分の「血漿(けっしょう)」と、細胞成分の「血球(けっきゅう)」に分けられます。まずは、この全体図で血液の正体をイメージしましょう。
【血液の構成成分】血液の約55%は血漿(水分)、約45%は血球(赤血球・白血球・血小板)です(上部の全体図参照)。それぞれの血球は、全身に酸素を運んだり、病原体と戦ったり、出血を止めたりといった役割を担っています。
- 血漿(約55%): 水分(約90%)が主成分。タンパク質(アルブミン、グロブリン)、栄養分、電解質、老廃物を運びます。
- 血球(約45%):
- 赤血球: 肺から酸素を運びます。
- 白血球(リンパ球含む): 病原体や異物から体を守ります。
- 血小板: 出血した時に血液を固めて止血します。
アドバイス:臨床場面でどう役立つの?
血液の知識は、患者さんの「全身状態の把握」に直結します。
例えば、
- 「赤血球が少ない(貧血)」=「全身に酸素が足りていない」=「息切れがしやすい、疲れやすい」=「転倒の危険がある」といったアセスメントができます。
- 「白血球が多い(感染症)」=「病原体と戦っている」=「発熱や局所の発赤がある」といった観察につながります。
知識があれば、患者さんの「いつもと違う」にいち早く気づけるようになりますよ!
血球トラブルが身体に与える影響と試験によく出る内容
それぞれの血球にトラブルが起きると、身体に多彩な影響が現れます。試験でもここがよく狙われます!
- 赤血球(酸素を運ぶ宅配便)のトラブル:貧血
- 症状: 息切れ、動悸、めまい、倦怠感。
- 試験によく出る内容: 貧血の最も多い原因は「鉄分不足(鉄欠乏性貧血)」です。
- 白血球(病原体と戦う警察官)のトラブル:感染症
- 症状: 発熱、局所の発赤・腫脹・疼痛。
- 試験によく出る内容: 白血球の中には、異物を飲み込む「顆粒球(かりゅうきゅう)」と、抗体を作る「リンパ球」があります。
- 血小板(出血を止める絆創膏)のトラブル:出血傾向
- 症状: 青あざができやすい、鼻血が止まりにくい、歯肉出血。
- 試験によく出る内容: 血小板が少ないと出血が止まりにくくなります。
頻出項目チェックリスト
実力試し!練習問題10選(血液編)
問1:血液の液体成分について正しいのはどれか。
1. 血清
2. 血漿
3. 軟膜
4. 細胞
解答:2
【解説】血液の液体成分は血漿です。血漿から凝固因子を除いたものが血清です(重要!)。
問2:赤血球について正しいのはどれか。
1. 酸素の運搬を主に行う
2. 貪食作用を持つ
3. 抗体を作る
4. 血栓を形成する
解答:1
【解説】赤血球は、肺から酸素を全身に運ぶ宅配便のような役割です(重要!)。
問3:白血球について正しいのはどれか。
1. 血漿タンパク質の一つである
2. 異物を貪食する
3. 酸素を運搬する
4. 出血を止める
解答:2
【解説】白血球の中には、異物を貪食して体を守る警察官のような役割があります(重要!)。
問4:血小板について正しいのはどれか。
1. 滲透圧の維持に関与する
2. 免疫反応に関与する
3. 出血時に血液を固めて止血する
4. ホルモンの運搬に関与する
解答:3
【解説】血小板は、出血した時に集まって血液を固め、絆創膏のような役割を果たします(重要!)。
問5:リンパ球について正しいのはどれか。
1. 細胞性免疫に関与する
2. 貪食作用を持つ
3. 酸素を運搬する
4. 血栓を形成する
解答:1
【解説】リンパ球(B細胞、T細胞)は免疫反応の中心的な役割を担います(重要!)。
問6:血液の滲透圧維持に最も貢献する血漿タンパク質はどれか。
1. アルブミン
2. グロブリン
3. フィブリノゲン
4. トロンビン
解答:1
【解説】アルブミンは血漿中に最も多く含まれ、滲透圧を維持します(重要!)。
問7:成人の赤血球の主な生成場所はどれか。
1. 肝臓
2. 脾臓
3. 骨髄
4. 胸腺
解答:3
【解説】成人の赤血球は骨髄で作られます(重要!)。
問8:白血球の中で最も数が多いのはどれか。
1. 顆粒球(好中球)
2. リンパ球
3. 単球
4. 血小板
解答:1
【解説】好中球は白血球の約50-70%を占めます(重要!)。
問9:赤血球中のヘモグロビンに多く含まれる金属元素はどれか。
1. 鉄
2. マグネシウム
3. カルシウム
4. 亜鉛
解答:1
【解説】ヘモグロビンの中にある鉄(Fe)が酸素と結合して運びます(重要!)。
問10:出血傾向のある患者の観察ポイントとして誤っているのはどれか。
1. 肌のあざ
2. 鼻血
3. 歯肉出血
4. 関節痛
解答:4
【解説】出血傾向では、全身の出血しやすさを観察します。関節痛は出血傾向に特有の症状ではありません(重要!)。
血液系は、一度「細胞の役割」を理解してしまえば、とても得点源になりやすい分野です。バイトの休憩中などに、自分の血液が今どこにあるかをイメージしながら復習してみてくださいね!
